いやぁ、ラグビーロスです。ワールドカップの決勝を観戦してから早くも一週間以上が過ぎました・・・。ほんと、盛り上がっていただけにロス感がハンパない。
そこで、皆さんにもラグビーを忘れてほしくないし、無理やりラグビーの話題を書いちゃう!(笑)

※Photo by K.Yuuki
これ、ワールドカップの決勝で使用されたボールです!実物ですよー。ブランドロゴの上にデザインされたウェブ・エリス・カップ(優勝カップ)がステキ!決勝の日付も印字された特別仕様。汚れが激闘を思い出させます・・・!

※Photo by Francois Nel-World Rugby via Getty Images
決勝「イングランド VS 南アフリカ」のひとコマ。選手たちが扱うこのボールもしっかり進化していたことをご存知でしょうか?
ラグビーは基本的にボールを持って前進するスポーツです。トライを狙うためには、ボールをしっかりパスし、しっかりキャッチすることが必要になります。
ということで、ボールの表面に注目!

これはワールドカップ(以前の大会)のレプリカボール。一般的に売られているのはこのタイプです。このボールの表面は・・・

こんな感じです。丸い突起がいくつも並んでいます。この突起があるおかげで滑ることなく、投げる、捕る、の行為が非常にやりやすいのです。
が・・・!今回のワールドカップの試合球はすごかった!!

※Photo by K.Yuuki
これが今回の試合球の表面の超!拡大写真。おわかりでしょうか?突起が「丸」ではなく「十字」になっているのです!しかも大小が変則的に並ぶパターン。実はこれによってグリップ感がまったく別物に。これまで以上に持ちやすく、滑らない!!

※Photo by K.Yuuki
なんと、こんな風に持つこともできてしまうのです。ぶんぶん振り回しても簡単には落ちないほどのグリップ感。これには驚きました!
汗もかけば激しいプレーも連続するラグビー。だからこそ、ボールメーカーも選手たちが最高の状況でプレーできるように研究を重ねているのでしょうね。そんな「見えないプライド」をたったひとつのボールからビシバシ感じたのです。
じゃぁジャージは?スパイクは?ソックスは?芝は?ドリンクは?気になりだしたら切りがないほどに色んな物が試合を支えていたわけで。
あの華やかな祭典には、きっと知らないだけで「見えないプライド」がたくさんあったのだろうなぁと、今更ながらに思うのです。
結城晃一郎
(注)十字突起は試合球「シリウス」のみです。W杯レプリカボールは丸突起です。