とある曲のお話。
先日、人気バンド「Mr.Children」のライヴに足を運ぶ機会に恵まれた。
ライヴが後半に差し掛かった時に会場に響くピアノの旋律。そう、彼らの中でも名曲として知られる「Tomorrow never knows」だ。会場が拍手と歓声に優しく包まれる。
”明日のことは誰にも分らない” そんな意味を持つこの曲に勇気づけられた経験が僕にはあった。
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もう25年近くも前。僕は予備校生。親にお金を出してもらい、何か答えを出さなければいけない圧を感じ、でも結果の見えない歩みを進めていた時に聴いたのが、ミスチルの「Tomorrow never knows」だった。
心を癒し包むようなピアノとベースの旋律から始まるこの曲は、現実を静かに反すうさせてくれた。そしてとある一節が僕の心に強烈に刺さり、教えてくれた。
”明日のことは誰にも分らない” とは、抗えない何かを受け入れつつも、前を見て自分でしっかり進むことなのだと。
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四半世紀の時を超え、人生初の生「Tomorrow never knows」。ライヴ前、この曲を聴いたら絶対に泣いてしまうと思っていた。そして案の定。
僕は泣き虫になったなぁ。 つづく!
結城晃一郎