まだだ、まだ終わらんよっ!

投稿日:2019年10月24日  作成者:結城 晃一郎

私たちに大きな感動を与えてくれたラグビーワールドカップ。ここ1カ月、皆さんラグビーを目にしない日はなかったのでは?これって今までにはない本当にすごいこと。ラグビー経験者としては、うれしくて、うれしくて、言葉にできないほどです。(なんだか小田和正さんの歌みたいになってしまた)

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※Photo by Clive Rose-World Rugby via Getty Images

日本戦のスタジアムは超満員。皆さんジャパンの桜のジャージに身を包み応援していましたね!このジャージはどの店も売り切れ。ネットでは転売が横行するほどの人気です。これもまた今までにはなかった驚きの現象!僕もギリギリで買えました・・・(^^;

日本代表が初のベスト8に進出し、臨んだ決勝トーナメント。準々決勝の相手は南アフリカ。4年前のワールドカップで日本が劇的逆転勝利を飾った相手です。

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※Photo by Richard Heathcote-World Rugby via Getty Images

「スポーツ界最大の番狂わせ」と言われたあの試合は、南アフリカにとって屈辱だったはずで・・・そのリベンジを果たそうと、序盤からエンジン全開でしたね。

南アフリカはディフェンスの出足が早く、激しいタックルをガツガツ繰り出します。なんだ、この出足の早さは・・・! ん?待てよ!? ラグビー好きなら首を傾げた方も多かったはず。実は、南アフリカはオフサイドラインのやや前にディフェンスラインを敷いていたのです。

ラグビーのディフェンスとは・・・ボールを持っている相手をタックルで止めるか、手でつかまえるのが基本。ほんの少しの出足の違いが大きな差になるのです。ゆえに南アフリカはディフェンスラインを一歩前に敷くことで、日本の攻撃の芽を摘みました。

本来なら反則をとられてもおかしくないプレーですが、組織として統一された動きができていたために、笛が鳴ることはほとんどありませんでした。

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※Photo by Richard Heathcote-World Rugby via Getty Images

対する日本は実にクリーン。今大会イエローカードが一枚もなかった日本は、ディフェンスラインもオフサイドラインの後ろ、モールとラックへの入りも後ろから、としっかりプレーしていた印象。結果、南アフリカという優勝経験国に敗れました。

試合後私は選手たちに拍手を送りながら、日本がもっと上に行くにはしたたかさも必要なのかなと考えていました。ルール上ギリギリのしたたかさを持ち、勝つ為にどう攻め守るべきなのか。それもまた技術なのだと南アフリカが教えてくれたのです。

今大会の日本代表の活躍は、こんなにラグビーが面白い、心を動かすスポーツなんだということを改めて感じさせてくれました。心から感謝したい気持ちでいっぱいです。でもだからこそ、次回のワールドカップへ向けての期待も一層高まります。対戦国が本気で教えてくれた課題に今後の日本代表が取り組むことを期待したいと思います。

と、まとめに入ってしまいましたが・・・まだワールドカップは終わっていません!準決勝、3位決定戦、決勝が残っています。どの試合を見てもワールドカップでしか実現しないような最高のカード!ラグビーをもっともっと楽しめますよ!!

皆さん、感動は、まだだ、まだ終わらんよっ!(笑)

結城晃一郎