新鮮で、斬新で。

投稿日:2017年2月16日  作成者:結城 晃一郎

新鮮で、斬新で。そんなアイデアが見られます。

今は卒展の時期ですね。先日は芸工大の卒展に取材に行き、色んなアイデアの種やチャレンジの証を見せていただきました。とっても感動し、勉強にもなりました。

今回ご紹介するのは、山形市の山形美術館で開催中の『山形デザイン専門学校 卒展』です。41人の学生たちの作品、およそ150点が展示されています。

sotu1

これは、『めくるCD』と題したCDケース。手にとってみると和紙などを使った優しい手触り。からくり絵本のようにめくると中に歌詞などが書いてあるという、楽しいケースです。

作者曰く、「音楽のダウンロード販売だけではアーティストが活動できなくなってきていると聞いた。もう一度、CDを手に取る喜びを感じてほしくて考えた」とのこと。

確かに今の音楽業界は厳しい状況にあります。音楽の定額配信サービスなどは利用者には便利ですが、アーティストの収入にはつながりづらいと聞きます。僕個人としても、アーティストへのリスペクトにも欠ける印象があります。音楽が好きだからこそ、業界の将来を考えた真剣なアイデア。感心しました。

そして・・・こちらは。

sotu2

「こけし」です。『インテリアとしても使える こけしの調味料入れ』です。

作者は実家がこけしの工房だという女性。「こけしの世界に新しい風を吹かせられるようにしたい」という思いが生んだ、新しいこけしのスタイルです。

伝統的な「置物」としてのこけしに実用性を持たせることで、これまでにないこけしの可能性を追求しています。こけし工房である実家の様子、こけし職人の現状をずっと見てきたからこそ、彼女は今後のことを真剣に考えているのです。

その他にも素敵なアイデアがいっぱい。若い感性、今の社会システムに一石を投じるような考え方に触れれば、大人の僕らも十分に勉強になる空間です。

山形デザイン専門学校の卒展は、19日の日曜日まで山形美術館で開催中です。(入場無料)